田町駅前皮膚科

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女性型脱毛症(FAGA/FPHL)

女性型脱毛症(FAGA/FPHL)

女性型脱毛症(FAGA/FPHL)とは

女性の薄毛の原因は多岐にわたり、まずはその原因を突き止めることが大切です。脱毛の原因は一般に、円形脱毛症、膠原病や甲状腺疾患による脱毛、湿疹などの炎症による脱毛や、ホルモンバランスや毛周期の変化による脱毛、栄養不良による脱毛などがあります。ホルモンバランスによる脱毛として、産後脱毛や卵巣腫瘍による脱毛が挙げられます。これらの二次的な脱毛が否定されると、壮年性脱毛症、あるいは女性の男性型脱毛症(female androgenic alopecia, FAGA)であると考えられます。

女性のAGAは、男性の脱毛パターンとは異なり、頭頂部の比較的広い範囲の頭髪が薄くなります。また、発症時期についても男性より遅く、多くは更年期になってから発症します。さらに、原因についても、男性ホルモンの関与だけでは 病態が説明できない場合もあり,現在では男性型脱毛症より「女性型脱毛症(female pattern hair loss)」 という病名を用いることが多くなってきています。

当院では、薄毛で悩む女性の方を対象に、

・問診、視診、トリコスコピー検査(ダーモスコピーを用いた頭皮の観察)、血液検査などによる原因の評価を行い

・(必要であれば)不足している栄養素を補充し、

・栄養不足がない場合は、女性型脱毛症(FAGA/FPHL)として治療する

という流れで診療を行っています。

なお、脱毛の他にも症状が認められ、何らかの疾患の関与が疑われる場合は保険診療にて必要な検査を行います。

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※「診察」→「AGA/FPHL 薄毛」を選んでご予約ください。

女性の薄毛の主な原因

  1. 1 鉄不足(隠れ貧血)

毛母細胞は体内でも特に増殖が活発な細胞の一つです。DNA合成に必要な鉄が不足すると毛髪の成長が低下し、脱毛の原因となることがあります。血液検査で血色素(ヘモグロビン)が正常だから「貧血はない」といわれた方でも、鉄不足が隠れていることがあります。

  1. 2 亜鉛不足

亜鉛はタンパク質合成や毛包細胞の分裂に関与する必須微量元素です。不足すると毛髪形成が障害され脱毛や細毛化を引き起こすことがあります。無理なダイエット、授乳などで亜鉛が不足することがあります。

  1. 3 甲状腺機能異常

甲状腺ホルモンは毛周期(成長期・休止期)の調節に関与しています。甲状腺機能低下症や亢進症では毛周期が乱れ、びまん性脱毛といって頭部全体に脱毛が生じることがあります。

  1. 4 急激なダイエット、消耗性疾患

ダイエットや病気にかかったなどで急激な体重減少や栄養不足が生じると、毛周期が休止期へ移行する休止期脱毛(telogen effluvium)が起こることがあります。

  1. 5 女性型脱毛症(FAGA)

FAGAでは毛包のミニチュア化や成長期の短縮が起こり、髪が徐々に細くなり毛量が減少します。

女性型脱毛症(FAGA/FPHL)でみられる症状

女性型脱毛症では次のような症状がみられます。

・分け目が広がる

・髪のボリュームが減る

・髪が細くなる

・抜け毛が増える

男性のAGAのような生え際の後退は少なく、頭頂部を中心にびまん性に毛量が減少するのが特徴です。

女性のための毛髪人間ドック
<髪の毛の健康診断>

STEP 1 問診、視診、トリコスコピー検査(ダーモスコピー検査)

問診では他の身体症状や月経の状態、これまでにかかられた病気などについて伺います。毛髪の状態をダーモスコピーを用いて観察します。これをトリコスコピー検査と言います。

*この時点で医師が明らかに病的な脱毛があると判断した場合は、保険診療にて検査、治療を行います。

ダーモスコピーについてはこちら

STEP 2 必要に応じて血液検査

女性の薄毛では栄養状態やホルモン異常が関係していることがあります。当院では必要に応じて以下の血液検査を行います。栄養については、一般的に基準値内とされる値でも、毛髪のためには不足していると考えられる場合もありますので、結果の解釈には注意が必要です。

*この時点で医師が何らかの疾患の疑いがあると判断した場合は、必要に応じて専門の医療機関をご紹介いたします。

血液検査セット 対象 内容 価格
女性薄毛基本セット 薄毛の原因検索を希望される方 血算、フェリチン(鉄の貯蔵量)、CRP(炎症反応)、
亜鉛、甲状腺機能(TSH・FT4)、ビタミンD
9,900円
女性薄毛追加セット ミノキシジル内服を希望される方 肝機能(AST・ALT)、電解質(カリウム)、腎機能(クレアチニン) +1,100円

女性のための薄毛治療
~みどりの艶髪再生プログラム~

STEP 3 治療法の選択

血液検査で病的な貧血やホルモン異常がみつかり、疾患としての精査、治療が必要と判断した場合は、ご相談の上適切な医療機関にご紹介を致します。また、血液検査で栄養不足が認められた場合には、鉄補充、亜鉛補充、ビタミン補充などの栄養補充療法を行います。いずれでもない場合は、FAGA/FPHLとして治療致します。

STEP 4 フォローアップ

いずれの場合も1~数か月おきに毛髪の状態を確認し、治療の継続、変更を検討します。栄養不足があった方は3か月後を目安に再度血液検査を行います。

血液検査セット 対象 内容 価格
女性薄毛フォローアップ検査 栄養不足があり当院で治療を受けられた方 フェリチン、亜鉛、ビタミンDのうち必要な2項目まで 3,300円(3項目の場合は+1,100円)

※女性薄毛フォローアップ検査は、当院でサプリメントによる治療を継続されている方の治療効果確認を目的とした検査となります。市販サプリメントのみをご利用の場合は対象外となります。

薄毛の治療法

栄養不良がある場合

血液検査で異常低値の場合、あるいは基準値内でも毛髪にとっては不足していると考えられる場合は、ヘム鉄(および吸収をよくするためのビタミンC)、亜鉛、ビタミンD(4000IUまたは1000IU)をサプリメントで補充します。栄養不良およびFAGA/FPHLを合併していると考えられる場合は、後述の治療を併用します。

*貧血があり、月経過多や消化管出血などの疾患があると考えられる場合は、産婦人科や消化器内科にご紹介させて頂く場合があります。

栄養不良がない場合(女性型脱毛症の場合)

検査の結果、脱毛を来す他の疾患や栄養不良が認められない場合は、FAGA/FPHLとして治療を行います。治療法としては以下のものがあります。

  1. ミノキシジル外用(女性用)

当院では女性用としてミノキシジル2%外用をご用意しています。ミノキシジルは毛包周囲の血流改善や毛周期の成長期延長により発毛を促す作用があります。

【主な副作用】

頭皮のかぶれ(かゆみ、赤み、皮むけ)、初期脱毛、多毛症、顔などの多毛

  1. ミノキシジル内服(低用量)

外用で効果が不十分な場合には低用量ミノキシジル内服を検討することがあります。 当院では副作用をできるだけ抑えるため低用量から慎重に開始しています。副作用の出現に留意しながら、効果が乏しい場合は増量を行います。妊娠中は内服ができません。

【主な副作用】

初期脱毛、多毛症、浮腫、体重増加、頭痛、動悸、低血圧、頻脈、皮膚紅潮、痺れ、心不全

  1. エルクラネル(Ell-Cranell)外用

エルクラネルは、男性も女性も使用できる外用薬で、特に女性の薄毛(FAGA)に対して用いられます。有効成分アルファトラジオールが毛包内でテストステロンからジヒドロテストステロン(DHT)への変換を抑制することで、脱毛の原因となるDHTの量を減らします。発毛促進ではなく「脱毛の進行を防ぐ薬」として位置づけられています。アルファトラジオールは女性ホルモン17β-エストラジオールの異性体ですが、体内では機能しないため、ホルモンバランスに影響せず、使いやすいお薬となっています。

【使い方】

  • ・1日1回、特許取得のアプリケーターを用いて頭皮の気になる部分に塗布します。ターゲット部位に簡便かつ迅速に塗布することができます。
  • ・使用を続けることで、3〜6か月ほどで抜け毛の減少や髪のハリの改善を実感される方がいます。
  • ・脱毛が改善したら、2 日に 1 回か 3 日に 1 回に回数を減らすことができます。
  • ・ベタつきが少なく、香料・着色料を含まないため使いやすい処方です。

【主な副作用】

アルコール成分によって短期間、頭皮がかぶれ赤くなったりかゆくなったりすることがあります。また、頭皮の脂分が多くなります。異常を感じた場合は使用を中止し医師にご相談ください。

当院の女性薄毛治療の特徴

  1. 皮膚科専門医による診察

女性の薄毛は原因が多岐にわたるため、皮膚科医による診察が重要です。女性の薄毛イコールAGAとしてやみくもにサプリメントをのんだり治療を開始したりするのではなく、まずは治療すべき病気が隠れていないか、改善できる原因がないか確認した上で治療法を選択することが必要です。当院では皮膚科専門医が診察の上、診断を行っております。

  1. 原因評価を重視した診療

女性の薄毛では、栄養状態、ホルモン、毛周期など様々な要因が関係します。当院では必要に応じて血液検査を行い、原因を評価した上で治療を行います。

  1. 外用治療から内服治療まで対応

当院では、患者様に合った治療法を選択できるように、外用剤、内服薬のいずれも取り揃え、安全に留意して治療を行っております。

よくある質問(FAQ)

Q 女性でもAGAになりますか?

A 女性の場合は一般的にFAGA(女性型脱毛症)と呼ばれます。男性のAGAとは脱毛パターンが異なり、頭頂部を中心にびまん性に毛量が減少することが特徴です。最近では男性ホルモンの関与だけでは説明できない場合もあることから、Female Pattern Hair Loss (FPHL)とも呼ばれています。ただし、脱毛の原因が他にあることもありますので、女性の薄毛イコールFPHLではありません。

Q 血液検査の前に食事をしてもよいですか。

A 亜鉛の数値を正確に評価するためには、午前中空腹時に採血を行うことが望ましいとされています。食事によって亜鉛の値が下がるのと、日内変動があることから、検査条件を揃えるためです。食後や午後に血液検査を受けても構いませんが、軽度低値のときに解釈が少し難しくなります。その場合、食事の有無、時間帯を考慮して亜鉛欠乏があるかどうか判断いたします。

Q 風邪をひいています。血液検査を受けてもよいですか。

A 鉄欠乏の評価が難しくなるため、できるだけ体調のよいときに受けて頂くことをお勧めしますが、受けること自体は可能です。

Q トリコスコピー検査とはなんですか。

A 皮膚科医が普段診療に使っているダーモスコープを用いて頭皮、毛髪の状態を観察する検査のことです。AGA/FPHLでは太い毛と細い毛が混じったり、産毛に置き換わっていたりすることが特徴です。

Q ミノキシジルは女性でも使えますか?

A はい。ミノキシジルは女性の薄毛治療でも使用されており、女性用として1~2%外用薬などが用いられ、当院では2%をご用意しています。内服の場合は男性よりも副作用が出やすいため、低用量(1.25㎎など)から慎重に使用する必要があります。

Q エルクラネルは女性にも使えますか?

A エルクラネルは男性・女性どちらにも使用できる外用薬で、脱毛の進行を抑える作用があります。

Q サプリメントは薄毛に効果がありますか?

A 栄養不足が原因であれば、不足している成分のサプリメントで改善する可能性がありますが、不足していない成分のサプリメントであれば効果はなく、また男性ホルモン依存性の純粋なFAGAであれば効果は期待できないと考えます。

ご注意

薄毛の治療は保険適用外(自由診療)です。

治療効果には個人差があり、すべての方に発毛効果が得られるわけではありません。

未承認医薬品等に関する表示

当院で使用するFAGA/FPHL治療薬の一部には、日本国内で承認されていない医薬品が含まれます。これらは医師の判断のもと、海外の医薬品供給会社から医療機関向けに輸入された医薬品を使用しています。なお、女性のAGA治療において国内で承認されている医薬品としては、ミノキシジル外用薬があります。

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