田町駅前皮膚科

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ボツリヌストキシン注射

ボツリヌストキシン注射

ボツリヌストキシン注射とは

ボツリヌストキシン注射は、ボツリヌス菌によって産生されるA型ボツリヌス毒素という成分を含む製剤を注射するもので、様々な疾患の治療に使われています。表情ジワの治療においては、ボツリヌストキシンをシワを作っている筋肉内に注射し、筋肉の収縮を抑えます。また、腋窩多汗症の治療では、皮内注で汗腺の働きを抑えます。さらに近年では、ケロイドの治療にも使われており、赤みやかゆみ、痛みに効果を示しています。本来、BOTOX®は米国アラガン社の製品名ですが、この名前が広まり、一般名詞のように使われています。

ボツリヌストキシン注射の使用目的

  • 眉間・目尻・額などの表情ジワ
  • わきの多汗
  • ケロイド

なお、表情と無関係な細かいシワ、いわゆるちりめんジワは紫外線による光老化が原因であるため、ボツリヌストキシンでは治療効果が乏しくなります。

表情ジワ

ボツリヌス毒素は、運動神経からのアセチルコリンという物質の放出を阻害し、筋線維への神経伝達を遮断します。ボツリヌストキシンを注入すると、顔を動かす表情筋の動きが抑制されるので、筋肉が弛緩し、シワの形成を防ぐことができます。

通常、効果は施術後2〜3日で現れ始め、2~4週間で最大となり、約4〜6か月持続し、その後徐々に消えていきます。

表情ジワについて詳しくはこちら

原発性腋窩多汗症

ボツリヌス毒素が交感神経の末端から分泌されるアセチルコリンという神経伝達物質の放出を抑制することで、汗腺を刺激する信号をブロックし、汗の分泌を抑えます。効果が4~9か月続くため、夏しか気にならない方は1年に1回の注射で済むこともあります。

多汗症について詳しくはこちら

肥厚性瘢痕、ケロイド

ボツリヌス毒素は、傷あとの過剰な盛り上がりである肥厚性瘢痕やケロイドに効果を示すことがあります。ケロイドに効果をもたらす機序としては、線維化を抑制する作用と、筋緊張低下による創部張力の軽減がいわれています。

肥厚性瘢痕、ケロイドについて詳しくはこちら

当院で使用するボツリヌストキシン製剤について

ボツリヌストキシン

グラクソスミスクライン社製のボツリヌストキシンは、重症の原発性腋窩腋窩多汗症に対してのみ、保険適用があります。

ボトックスビスタ

アメリカのアラガン社が製造するBOTOX VISTA®は、眉間または目尻の表情ジワに対して厚生労働省に唯一承認されたボツリヌストキシン製剤です。安全性と効果が高く、世界的な標準薬と言えます。厳格な品質管理がなされており、多くの医療機関で使用されています。

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